1.脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは、皮脂が大量に分泌されてマラセチア菌という真菌が繁殖することによって起こる皮膚炎です。この皮膚炎を発症すると、頭皮に皮脂が多くなったり、大きめのフケができたりします。これがひどくなってくると、頭皮にかさぶたができはじめ、湿疹やかゆみが起こります。

慢性化しやすい病気なので、頭皮に刺激を与えないシャンプーなどを利用して生活リズムを整えることで、皮脂のバランスを保つようにしましょう。

2.接触性皮膚炎

接触性皮膚炎とはかぶれが起こっている状態です。この原因はシャンプーやコンディショナー、整髪料などによる刺激です。皮膚が弱い方はなりやすいので注意しましょう。また、肌のコンディションが悪いときにも起こりやすいです。

あくまでもアレルギー反応が原因で起こっている皮膚炎なので、刺激の強いシャンプーなどの使用を控えれば対策をすることは容易です。アレルギーテストを行い、どの成分にアレルギー反応を示しているのか明らかにしておきましょう。

3.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、接触性皮膚炎と同じくアレルギー体質の方がなりやすい皮膚炎です。外からの刺激に弱い人が多く、紫外線などでもかゆみが起こってしまいます。

かなりひどいかゆみを伴ってしまうので、すぐに病院を受診するようにしましょう。ステロイド剤を処方しながら、乾燥対策として保湿を行うことで皮膚を元の状態へ戻します。

4.皮脂欠乏性皮膚炎

皮脂欠乏性皮膚炎は皮脂が非常に少ないことが原因で起こる皮膚炎です。皮脂が少ないと頭皮が乾燥してしまい、それが原因となって引き起こされるので乾皮症とも呼ばれます。

冬などの乾燥時期に起こりやすく、フケが目立つようになるという特徴があります。病院では保湿剤などを処方してもらえるので、それらを利用しながら皮膚の状態を元に戻していくことで治療が可能です。

頭皮のかゆみと湿疹の原因は非常に多いです。頭皮がかゆいときは、自分がどの症状かを判断し、適切な対処を心がけましょう。

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